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2008年12月14日

「犬の一生」

12月5日発行のほうむたうん(読売新聞)に掲載させていただいたコラムです。


「犬の一生」
 犬は人間よりはるかに早く成長し、そして老いていきます。最近行われた調査によると、犬の平均寿命は11.9歳。人間だと小学校を卒業する頃ですが、犬は一生を終える頃の年齢なのです。
 その短くも長い時間を充実させる上で、犬の年齢のステージに応じて行わなければならないことがあります。
1.幼犬期
 1歳までのこの時期は人の社会で生きていくルールを教えていく時期です。一生で一番大事な時期なので、色々なものに触れさせていきましょう。また、体力が日に日に増していきますので、それに見合った運動量を満たしていきましょう。チワワやトイ・プードルなどの小さな犬種でも散歩は必要です。運動だけでなく、外の世界を知るためにも散歩に行ってください。外の世界や他の犬や人に慣れていない犬は問題行動を起こしやすい傾向にあります。
2.成犬期
 心身ともに安定し、色々なことに挑戦できる時期です。一緒に旅行やドッグラン、カフェなどに行かれるのも良いと思います。成犬期は肥満や健康維持に気をつけましょう。幼犬期には見られなかった肥満や歯石が目立ってきますので、しっかりとケアしましょう。犬は人に100%依存していますので、親の気持ちになって愛情を持ち管理に努めてください。
3.老犬期
 これまで出来ていたことが出来なくなってきます。大型犬は小型犬よりも早く老化しますので、早めのケアが必要になります。長寿命化に伴い、癌や認知症などの、人と同じような病気も増えてきています。普段からマッサージやブラッシングをおこない、心と体の変化に気付いてあげましょう。また、「QOL:クオリティー・オブ・ライフ」という言葉は犬の世界でも使われるようになってきました。人により考え方は様々ですが、愛犬が老犬になったときに、どのようにしたら生活の質を向上させることが出来るのかを考えることが大事です。
 心も体も、問題は積み重ねにより起こります。いつも次のステージを見据えて飼っていくことが必要です。犬の生態を知らずに飼う事は、運転免許を取らずに車を運転することと同じくらい危険なことです。逆に、良く知った上で飼われたら、愛犬との限られた時間は最高のものになるはずです。

フジタ : 2008年12月14日 21:30

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